実は簡単!赤ちゃんのしつけ!何歳から始める?3人産んだプロが解説

育児

しつけは、0歳から始めましょう。

赤ちゃんは、まっさらな状態でこの世に生まれてきます。
これからどんどん学んで習得していくのです。

善悪も分からなければ、社会のルールだって知りません。
それらをわかるように教えていくのが「しつけ」。

しつけの根底は、信頼という親子の絆です。
信頼関係づくりは、0歳のうちからもう始まっています。

赤ちゃんのしつけには準備が必要?!0歳のうちにパパとママがすべきこととは?!

・しつけを行うパパとママの方向性を一致させること
・しつけに対する親の一貫したブレない姿勢

しつけを始める前にこの2つを夫婦間で準備しましょう。

夫婦といえど、育った環境は違います。
育児に対する考え方やしつけに対する思いも違うことがほとんどです。

同じ行動でもパパの時はいいのに、ママには注意されるのでは赤ちゃんは何がいけないのか本質を知ることが難しくなってしまいます。

夫婦間でしつけの方向性を考えて一致させておくことが必要となります。

興味のままに少しの危険行為は見守り重視で挨拶などの礼儀を小さいうちから重視するご家庭もあるでしょう。

逆に挨拶などは大きくなるにつれて自然と覚えるもので、危険行為を一切禁止と考えるご家庭もあるでしょう。

また、1つのことを赤ちゃんに伝える時に、その日の気分や環境などに左右されてしまって対応を変えていては、赤ちゃんに混乱を与えてしまいます。

例えば、昨日言われたことと、今日言われていることが違うのでは、誰だってどちらが正しいのか戸惑ってしまいますよね。

しつけの基準がぶれることで、赤ちゃんが混乱してはせっかく伝えたことも定着しにくくなってしまいます。

しっかりとしつけの基準を決めて一貫した姿勢で子どもと関わることが重要になります。

赤ちゃんのしつけって何を教えたらいいの?新生児の時期に大切なことは?

教えることは何もありません。

この時期に大切なのは、「スキンシップ」と「コミュニケーション」。
この二つが信頼関係を育み、しつけの土台となります。

生まれたばかりの赤ちゃんは泣くことで意思表示をしています。

抱っこをしたり、頭を撫でるなどのスキンシップ。

赤ちゃんの意思表示に応えようと、優しく語りかけたり、笑いかけるコミニュケーション。

これらが何よりものしつけの第一歩となっているのです。

親という信頼できる人がいつもそばにいて、意思表示をすれば応えてくれる・・・そんな関わりを毎日繰り返して土台を作っていくのです。

どんどん成長していくと、これだけでは手に負えなくなってくるのも事実です。

その成長過程に応じたしつけの対応を紹介します。

興味いっぱい、動きも活発に!0歳10ヶ月の赤ちゃんのしつけは?

「危険を教えてあげること」だけで十分です。

ハイハイ、つかまり立ち、よちよち歩き・・・成長が進むにつれて、行動範囲が広がり、ねんねの頃には感じなかった「危ないっ!」と思うことが増えてきます。

赤ちゃんは、好奇心旺盛で、興味の向くままに行動します。
その結果が、危険に繋がってしまいます。

赤ちゃんとの暮らしの中で、危険のないような環境を整えてあげることが重要です。

しかし、それでも危険を伴うような行動には、

・危険な行動を止める
・目をしっかりと見る
・「落ちたら痛いよ」など分かりやすい言葉を使う
・繰り返し真剣に伝える

これがこの時期の赤ちゃんに危険を伝える方法です。

何度も繰り返し伝えることで少しずつ理解してきます。

何度も繰り返していると、「もう〜何回言ったらわかるの?怒」という気持ちになることもあるかもしれません。

でも、相手は赤ちゃんです。
危ないことをしたからといって、叱るのはNG。

自分で「悪いことしちゃった」って感じるようになるのは1歳半〜2歳頃からなので、この時期に叱っても、効果はありません。

この時期はあくまで「危険を教えてあげること」だけで十分なのです。

お友達大好き!1歳8ヶ月の赤ちゃんのしつけはどうする?

「他人を傷つけてしまうのは、いけないこと」を少しずつ教えていきましょう。

他者との関わりが増えてくるこの時期。
叩いた、叩かれた、噛んだ、噛まれた・・・

微笑ましいやり取りばかりでなく、ハラハラしてしまうようなやり取りも出てきます。

そんなやり取りも成長のひとつ。
誰もが通ってきた道です。

この時期は、意思表示も盛んになり、「自分はこうしたい!」と言った自己主張もどんどん出てくる時期です。

言葉の理解も進んできているとは言え、自分の気持ちを言葉で表現するのはまだまだ先のこと。

他者とのやり取りの中で、自分の思うようにいかずに叩いてしまったり、噛んでしまったり・・・言葉で表現できないから、手や口が出てしまうのです。

そんな時は、
① 子供の気持ちを代弁「〜〜したかったんだね。」
② 「(叩く、噛むなどの行為は)痛いんだよ、悲しんだよ」
と親も悲しい声と表情で伝える
③ 「こういう時は〜〜って言おうね」
と分かりやすく簡潔に伝えてあげましょう。

自分の子供が誰かを叩いたり、噛んだりしてしまう行為は親にとってもとてもショックなものですよね。

初めて、我が子がお友達を叩いてしまった場面を目撃した時、私は、びっくりした気持ちと相手の方に申し訳ない気持ちとで強い口調で叱ってしまいました。

でもこれでは、子供が言いたかった気持ちも置き去りにされ、大好きなママが急に怖くなった・・・子供は泣くしかできません。

成長にもつながりませんよね。

子供の過ちの理由を汲み取り、相手を傷つけてしまったことを伝え、正しい方法を教えることで成長へ繋げることができます。

他者との関わりが増えるこの時期には、親自身が、いいやり取りばかりでは子供は成長しないことを知り、心を大きく構えましょう。

そして、「他人を傷つけてしまうのは、いけないこと」を少しずつ、繰り返し教えていきましょう。

3歳目前!2歳11ヶ月の赤ちゃんのしつけはコレ!

「少しずつ社会のルール」を教えていきましょう。

一歩外に出れば子供だって社会の一員です。
公園に行けば、遊具を使うのにも順番を待たなければなりません。

すぐに遊具を使わせてもらえないこともありますから、「我慢」を覚えなくていかなくてはなりません。

反対に、自分の使っている遊具を待っている人がいれば、楽しい遊びを途中で切り上げて譲ることだって必要になってきます。

他にも、お店や病院の中で走らない、電車の中で騒がないなど他の人へ危険や迷惑をかけてしまう行為もやめるように教えていく時期でもあります。

「いいこと」「悪いこと」が少しずつ分かってくる時期ですが、いけないこととわかっていても、興味や好奇心の方が勝ってしまい、イタズラすることだってあります。

この時期の子供への関わり方のポイントは
・褒めること
・見通しを持てる声かけ
をすることです。

子供は、「自分は子供なだから、できなくて当たり前」なんて思っていませんよね。

「大人みたいに、自分にもできる!」と自信に満ち溢れていると思いませんか?

そんな自尊心を伸ばしながら教えていくのです。

まだまだ出来なくて当然。
偶然でも出来た時には盛大に褒めてあげましょう。

我が子での経験では、電車の中で騒がないようにするには、
「(電車の)ドアが3回開いたら降りるよ、数えられるかな?」
と小さい子でもわかるように先の見通しを持たせること。

公園で遊具を他の人に譲るときは、「おまけのおまけの汽車ポッポー、ポーっとなったら変わりましょう♪ポッポー♪」などとリズミカルな楽しい声かけをすると愚図らずに交代できることが多かったです。

そして出来たら褒める!褒める!褒める!に尽きます。
多少できなくても、前回より良くなっていたら褒めましょう!

こういった経験を積み重ねて、社会のルールがわかるようになっていきます。

そして、将来、社会の中で他の人と一緒に生きていくことができるようにしていくことが大切です。

まとめ:今日からできる!しつけのポイント!

【準備編】
・パパとママのしつけの方向性を統一
・親の態度はブレずに一貫した姿勢で

【時期別編】
・新生児期は「スキンシップ」と「コミュニケーション」

・動きが活発になってきたら「危険を教える」

・他者との関わりが増えてきたら
「他者を傷つけるのはいけないこと」と教え始める

・3歳ごろから「社会のルール」を教え始める

しつけと聞くと、どうしても難しく考えて身構えがちですが、実は至ってシンプルです。

今日からでも実践できそうではないでしょうか。
ぜひ、楽しみながらしつけにチャレンジしてみてくださいね。

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