赤ちゃんの血液型っていつわかるの?調べないと教えてもらえない?!

育児

一昔前には、赤ちゃんが生まれると、
血液型検査を行なうのが一般的なことでした。

したがって、お母さんは、赤ちゃんの血液型を記した
母子手帳を持って退院することとなり、
誰でも赤ちゃんの血液型を知ることができました。

ですが、令和を迎えた今日では、
あえて血液型検査を実施しない産婦人科が増えてきています。

その理由はどうしてなのか、
さらには血液型検査をしなくても大丈夫なのか
心配との声も聞こえてきそうですが、ご安心ください。
じつは血液型を知らないことによって生じるデメリットは全くありません!

そして、1歳くらいまではっきりとした血液型が確定しないので
出産してすぐに検査する必要もありません!

今回は、そんな赤ちゃんの血液型と
その検査についてどうして教えてもらえないのか、
気になるポイントに加えて、もしも何かあったときには
どうなってしまうのかといったことに焦点をあてて、
お話させていただきたいと思います。

母子手帳には血液型を書く欄がないって本当?!

母子手帳といえば、妊娠が確定した約11週目頃に、
市町村に妊娠の届出をすれば、
交付してもらうことができるもの
です。

その中に記載することは、
お母さんの名前やかかりつけの医療機関、
それに予防接種の情報や
赤ちゃんの成長記録を書くためのページなどがあり、
妊娠中だけでなく、出産後にも役立てることができ、
この一冊を持っているだけで
随分と子育てがしやすくなりますので、
大変重宝するものであると言えます。

以前は、生後1週間以内に
血液型検査を受けることが当たり前だったので、
母子手帳に赤ちゃんの血液型を記入してもらって
退院することが当たり前でしたが、今ではそもそも、
母子手帳の中に「血液型の記入欄」がないことがほとんどです。

なぜなら、赤ちゃんは生まれてから血液型検査の結果が
違ってしまうこともないわけではなく、
わざわざ痛い思いをさせてまで血液型検査を実施することの
メリットがなくなったからだとされています。

ということは、ほとんどの子供は、
血液型がわからない状態でこの世に生を受け、
育っていくことになるのです。

新生児の血液型はいつわかる?

新生児の血液型を特定することはとても難しいものとされています。

というのも、血液型は1歳くらいまで確定しないと言われているからです。

その理由は、産まれて日が浅いと、抗体が完成していなかったり、
ABO血液型検査反応が弱くなってしまい、
結果的に検査のたびに違う結果が出ることもあり得るためです。

ですから、新生児に血液型検査をするのであれば、
出た結果が確実であるとの保証がされることはありません。

血液型検査を行なうのであれば、
お子さんが満1歳を迎えてからとすることがおすすめいたします。

赤ちゃんの血液型検査をする場合って?その方法は?

赤ちゃんの血液型検査をしたい場合には、
出産をした産婦人科で医師にその旨を申し出る必要があります。

もちろん、応じてくださる病院もあるでしょうが、
今赤ちゃんに血液型検査が必要ないからと
敬遠される恐れがないわけでもありません。

血液型検査は、当然ながら採血によって行われます。
まだ柔らかくてできたばかりの
赤ちゃんの皮膚に傷をつけることにもなりますし、
注射針からばい菌が入ってしまうことがないとも言えません。

それだけに常にリスクと
隣り合わせであるということを忘れてはならないのです。

子供に血液型検査を受けさせなくて困ることはないの?

たとえば、怪我をしたり、輸血が必要になるような事態に陥ったとき、
そもそも子どもの血液型が分かっていなければ、
大変なことになってしまうかもしれないとお思いの
親御さんは少なくないかもしれません。

ですが、そんな心配は杞憂に終わる話があります。

というのも、たとえ血液型がわかっていたとしても、
輸血などが必要になったときには、必ず血液型検査を行なうからです。

つまり、血液型がわからない新生児や
その他のお子さんについても同様、
トラブルが起こったときに調べれば
事足りるとするのが医療の現場での慣習となっています。

そうだったのか!血液型検査料金!

血液型検査は、絶対に必要な医療行為ではありませんので、
保険適用外となることが一般的です。

そして、その費用は実費負担となり、
2000円~3000円かかります。

医療機関によっては、4000円以上請求されることもあるそうです。

ということは、敢えて行なうことをご検討されるのであれば、
ただでさえ出産費用がかかってくるところに、
さらにプラスアルファの出費となることも覚悟しなければなりません。

もちろん、お子さんがお一人の場合は
お一人あたりの料金となりますが、
双子が生まれたり、第二子・第三子ということになってきたら、
やっぱり無視することのできない
出費となってしまうことは言うまでもありませんね。

しかも、それが確実な血液型であるかどうか未確定の検査結果となるのであれば、
わざわざそんな不明確なものにお金をかけるくらいなら、
もっとお子さんのために使ってあげられるお金とすることができるはずです。

子供の血液型はもう必要ない?!

いかがでしたか?

確かに、自分の子供の血液型が何であるかは、気がかりですよね?
とはいえ、血液型によって、性格や占いを行なうような国は、
日本のほかにはほとんどありません。
単に、日本が、血液型をABOといったタイプで判断しているだけであって、
その分類方法はもっとたくさんあります。

もちろん、親子関係について気になっていたり、
どうしても知りたいという方もいらっしゃるかと思いますが、
基本的には、血液型を調べるということ自体が
時代にそぐわなくなってきていると言えなくもありませんね。

以上、赤ちゃんの血液型っていつわかるの?
調べないと教えてもらえない?!とのテーマで、
お話をさせていただきました。

 

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